「Vinyl」におけるエルビス

鳴り物入りで始まったが大コケした海外ドラマ「Vinyl」だが、見るべきところはそれなりにあって語るべきこともそれなりにあるのだが、中でも興味深いのがエルビス回だろう。
晩年(ラスベガス時代)のエルビスの終わっちゃってる感じと大佐とはどんな人物だったのか。あと、ライバルは多いぞ、エルビスのものまねクオリティ。

で、注目すべきはその中に出てくる「1956年7月1日」に「エルビス登場」というやりとりである。
はて、その日は何の日かと思ったが、シングルのリリース日では直近で言えばハウンドドッグがリリース1956年7月13日、録音1956年7月2日であるので若干違う。
さらに調べてみてわかったのがその日に「スティーヴ・アレン・ショウ」に登場して「ハウンドドッグ」を初披露した、ということである。それをもって劇中では「エルビス登場」としている。
時系列でいえば、その翌日にハウンドドッグをレコーディングしたということであり、さすがバタバタした時代である。

その時代を過ごし、エルビスを崇拝している音楽オタクが、レコードのリリースでは無くテレビへの出演をエルビスが世間に登場した瞬間としたのは、エルビスがビジュアルも含めたアーティストであったということを表す象徴的なセリフであった。