若者の自殺は2月と12月に多いという仮説の検証

以前に聞いたことがあった説、

春に自殺が多いというが、若者の自殺はバレンタイデーやクリスマスなど、孤独を強く感じる時期に多い

を検証してみた。

データはいつもの厚生労働省のサイトから2014年のものを使用

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 総数
20歳未満 49 34 30 51 34 49 53 51 46 47 44 30 546
20-29 245 183 250 252 237 214 218 204 227 198 189 219 2782
30-39 318 249 310 286 330 271 302 292 282 283 250 267 3669
40-49 409 361 361 342 383 313 336 372 330 334 356 334 4544
50-59 400 334 415 350 389 371 337 292 347 336 301 295 4439
60-69 405 340 403 408 384 378 338 358 376 356 321 327 4672
70-79 283 303 318 290 374 319 319 285 326 271 263 258 3759
80歳以上 177 176 186 204 238 250 248 212 199 221 197 150 2524
不詳 10 0 10 7 14 7 14 10 5 8 8 4 106
総数 2296 1980 2283 2190 2383 2172 2165 2076 2138 2054 1929 1884 27041

ちょっとわかりづらいので、その月における世代別の割合を調べてみる。また月によってバラツキがあるかどうか(死にやすい月はあるのか)調べるのに標準偏差も出してみる。横に長いので表示されない部分がある。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平均 標準偏差
20歳未満 2.13% 1.72% 1.31% 2.33% 1.43% 2.26% 2.45% 2.46% 2.15% 2.29% 2.28% 1.59% 2.03% 0.41%
20-29 10.67% 9.24% 10.95% 11.51% 9.95% 9.85% 10.07% 9.83% 10.62% 9.64% 9.80% 11.62% 10.31% 0.76%
30-39 13.85% 12.58% 13.58% 13.06% 13.85% 12.48% 13.95% 14.07% 13.19% 13.78% 12.96% 14.17% 13.46% 0.58%
40-49 17.81% 18.23% 15.81% 15.62% 16.07% 14.41% 15.52% 17.92% 15.43% 16.26% 18.46% 17.73% 16.61% 1.34%
50-59 17.42% 16.87% 18.18% 15.98% 16.32% 17.08% 15.57% 14.07% 16.23% 16.36% 15.60% 15.66% 16.28% 1.06%
60-69 17.64% 17.17% 17.65% 18.63% 16.11% 17.40% 15.61% 17.24% 17.59% 17.33% 16.64% 17.36% 17.20% 0.78%
70-79 12.33% 15.30% 13.93% 13.24% 15.69% 14.69% 14.73% 13.73% 15.25% 13.19% 13.63% 13.69% 14.12% 1.01%
80歳以上 7.71% 8.89% 8.15% 9.32% 9.99% 11.51% 11.45% 10.21% 9.31% 10.76% 10.21% 7.96% 9.62% 1.29%
不詳 0.44% 0.00% 0.44% 0.32% 0.59% 0.32% 0.65% 0.48% 0.23% 0.39% 0.41% 0.21% 0.37% 0.17%

上記のデータをグラフ化すると

たとえば、20代のデータを取り出し平均と各月の割合をグラフ化するとわかりやすい

2月は下がっているが12月は上がっている。やはり12月は辛いか。
それと気づいたのが、いわゆる5月病の影響はなさそうである。

最初のグラフを見るに、やはり12月の影響は大きい。20代以下では↓、20代30代で↑、40代はもともと相当死んでいるので12月は下がる。50代は→、60代は↑、70代→。

さて、これを有意なデータとしたものだろうか。大きな変化点とみなせれば、自殺対策もあるのだろうけど、自殺対策とかには興味が無い。

そもそもいわゆる10代とかの若者はあんまり死んでない、少子化もあるだろうが。都会では自殺する若者が増えてない。

それでも20代30代が12月に死にたがってることが分かっただけでも面倒な表計算作業やったかいはあったか。

ちなみに今回の集計、Googleスプレッドシートを初めて使ってみた。
公開ドキュメントはここ。やはりこういうデータはブログで見るより、表計算のネイティブで見るほうが楽である。調査のまとめは最後のシートの「分析」
月別世代別自殺の基礎資料(平成25) - Google スプレッドシート