『加藤良三』というメーカー

コミッショナーの辞任によりコミッショナー名の入ったボールを廃棄することになり、処分に困ったNPBは200000個の廃棄したボールをブラジルの野球選手を夢見る孤児たちを育てる団体に送った。

しばらくして、NPBが同団体にボールを寄付することに。
少年達は喜んだが、渡されたボールを見て
「これじゃなくて、メーカーは『加藤良三』が良かった」
と言う。

「そんなメーカーあった?」

子供達に手渡されたボロボロのボールを見てエージェントは驚いた。

かすれているがボールにははっきりと「加藤良三」と、漢字で記した跡があった。

200000個のボール全てにコミッショナーの名前が入っており、それを子供達は「加藤良三」というメーカーのボールであると思い込んでいた。