無重力とロンドンとハワイ

「人から愛される人生」と「人を愛する人生」とはどういうものだろうか?と時々考える。
そんな時に頭に浮かぶのが無重力とロンドンとハワイのこと。

まずは無重力。
宇宙ステーションの映像で無重力状態が映る。不思議な光景である、ふわふわ浮いてるんだから。そして、自分が生きている間に宇宙に行って無重力体験することは無いだろうと思いだす。似たようなものに航空機による急降下がもたらす「擬似無重力」もあるが、それはジェットコースターと同じで「擬似」である。冒頭の例に例えれば、コンビニの女性店員がお釣りを渡す時に手を添えるようなものである。

次にロンドン。
思考実験の一環なのだろうか、「行ったことのない場所は存在するのか?例えばロンドンに行ったことのない人間にとってロンドンは存在するのか?」というものがあるが(あると思ったが正式に何なのかわからない)、例えば愛だの恋だのそういうセカイのリアリティとは、他人にとってのリアリティであり、自分にとってはロンドンである。もちろん、ロンドンに行ったことのある人の体験を映画やテレビで見ることがあるが、今まではそれがフィクションの世界のリアリティであると、ある種の距離感が保てていたのだが、最近それが他者による「現実のリアリティ」として襲ってきて、困り果てて心療内科通いである。

そしてハワイ。
軽薄な海外旅行先として、世の中の負け犬サイドからは唾棄すべき観光地として認識されている、しているハワイだが、「騙された気になって行ってみたら、すげー楽しかった、むしろ楽園」という噂はチラホラ聞く。だからといって、行こうとは思わない。いや、行きたいのかもしれないけど、どうせ一人旅だし、一人旅の虚しさ、悲しさ、退屈さは身にしみているので、それがたとえハワイだとしても期待は裏切らられるだろう。

色々書いたが、つまりどういうことかというと、自分は孤独に死んでいくということである。チャンチャン。