「世紀の空売り」を読む

マネーボール」「ライアーズポーカー」のマイケルルイスの新作。
特に「マネーボール」は自分の価値観にも深い影響を与えた作品なので、今回の作品にも期待していたのだが、リーマンショックが大きな事件として先行して報道されてしまっていたので、中心テーマのCDSに対する驚きとか呆れというのが、ちょっとインパクト薄かったのかも。
ライアースポーカーから30年たった世界がさらにメチャクチャになってるというのは、マイケル・ダグラスの映画「ウォール街」とその続編にも通じる世界観。

それにしても逆張りした連中のキャラクターの描き方が秀逸で、やはり物語というのは事件ではなく人を描くべきものなのだな、と物書きでもないのに教訓を得る。