ついに声優がシングルでオリコン1位を取った件について

水樹奈々オリコン史上初の声優のシングル首位 「PHANTOM MINDS」オリコン(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/enta/mantan/entama/news/20100118mog00m200044000c.html

だそうで。で、以前のエントリー

では、シングルでアニソンだか声優が1位になる可能性を考える
http://d.hatena.ne.jp/miz999/20090611/1244732995

で、考えた結果を反省、検証してみる。
そこでは、1位のラインを66910枚としたのですが、今回の1位を取った枚数は53970枚で、予想を遥かに下回る数字でした。

2010年1月第4週シングルトップ10

rank title artist sales
1 PHANTOM MINDS 水樹奈々 53970
2 風をさがして 矢口真里とストローハット 18939
3 アルクアラウンド(初回限定盤) サカナクション 13315
4 Sign(初回生産限定盤) FLOW 13016
5 アイ 秦 基博 11006
6 LAW’S−BIOHAZARD THE DARKSIDE CHRONICLES EDITION− 清春 10904
7 はつ恋(完全生産限定/Tシャツ&ドレスステッカー付盤) 福山雅治 10226
8 Man−like Creatures ストレイテナー 8879
9 ディグゼロ(初回限定盤) The Birthday 8455
10 マディ・キャット・ブルース The Birthday 8206

しかし、今回の事件で本当の見るべきは2位の数字18939枚です。
この驚くべき低さ。歴代の2位の売上最低記録のトップです。

id rank title artist date year month week sales
201001402 2 風をさがして 矢口真里とストローハット 01/13 2010 1 4 18939
200910402 2 ゴールデンタイムラバー(初回生産限定盤) スキマスイッチ 10/14 2009 10 4 20521
200904302 2 Everlasting Luv/BAMBINO〜バンビーノ〜 BREAKERZ 04/08 2009 4 3 21422
200707102 2 愛唄 GReeeeN 05/16 2007 7 1 22995
200510502 2 ETERNAL BLAZE 水樹奈々 10/19 2005 10 5 23233
200510402 2 蒼の世界 レミオロメン 10/12 2005 10 4 23538
200909402 2 EVERYDAY絶好調!!(初回生産限定盤) ℃−ute 09/16 2009 9 4 23747
200611302 2 COLORS FLOW 11/08 2006 11 3 24494
200801302 2 吾亦紅 すぎもとまさと 02/21 2008 1 3 24604
200908102 2 悪魔な恋/NYC 中山優馬 w/B.I.Shadow,NYC boys 07/15 2009 8 1 25979

つまり、"楽勝"の週に上手く放り込めたということになります。

で、これが"偶然"によるものなのかという検証をしてみます。
歴代の1位の売上のワースト10を調べてみると。

id rank title artist date year month week sales
200801301 1 MIRAGE AAA 01/09 2008 1 3 25333
200510501 1 好きすぎて バカみたい DEF.DIVA 10/19 2005 10 5 26353
200906401 1 Infinity GIRL NEXT DOOR 06/10 2009 6 4 30641
200312501 1 ヨロコビノウタ MONGOL800 12/06 2003 12 5 32362
200909401 1 Alive/Physical thing(DVD付) 倖田來未 09/16 2009 9 4 32468
200901401 1 愛のままで… 秋元順子 01/23 2009 1 4 34569
200803501 1 60s 70s 80s 安室奈美恵 03/12 2008 3 5 38162
200804101 1 オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ 20th Century 03/26 2008 4 1 38898
200601401 1 feel 倖田來未 01/11 2006 1 4 39110
200801401 1 Purple Line 東方神起 01/16 2008 1 4 40033

ワースト10に1月の第4週が3つも入っています。1月の第3週も一つ入っています。
事前にこの傾向を知っていれば、1位を取りたければこの週に発売するでしょう。

今回はあまりに2位が弱かったので過度な勝利に見えますが、傾向と対策としてはかなり賢かったという結論になります。
発売時期から考えて「紅白出場特需を狙った」という予想も出るでしょうが、「紅白を見て水樹奈々を気に入って買った」のような一般層に対する希求が少ないだろうジャンルから見ても、やはり「1位をピンポイントで狙った」というのが好意的な見方になります。

すごいぞキングレコード。さすが老舗。

余談:The Birthdayがトップ10に同時に2曲もランクインした事件をもっと世間は騒ぐべきだと思います。明らかにワンツーフィニッシュを狙ったと戦略だと思います。違いますか、すいません